息子の小学5年生当時のバッティングの取り組みを記しています。
今でも変わらない、ほとんどのプロ選手も採用している「基礎基本」についても、簡単に記しています。
小学時代【 バッティング 】
実戦で通用するバッティング練習
バッティングと投球(ピッチング)の身体の使い方の基礎基本は同じです。
効果は、スイング力・スピード、ミート力、タイミングの取り方も改善できます。
投球(ピッチング)と異なる点は、始動だと思います。
バッティング(スイング)の回転の始動とは、スイング、回転を開始することです。
回転の始動は、投球されたボールに対応して回転を開始します。
この始動が適正でないと、基礎基本の身体の使い方、効果的なスイングは、何の意味もないと思っています。
例えば、振り下ろした刀の切先が相手に届かないのと同じで、何千回、何万回、木刀を振って鍛錬しても勝負には勝てません。
(すみません。たぶん、そうだと思います。例えの意味だけをご理解いただければと思います。)
つまり、対峙する相手との距離と刀の振り出しの「間」が合わなければ、相手に効果的に刀を当てることはできません。
投球されたボールを、バットで的確に捉えて快心の当たりを打つには、ボールとの距離とバットの振り出しを合わせる必要があります。
つまり、スイング、回転始動のタイミングを合わせることです。
この動作を一言で表すと、反応・反射です。
顔の前で、どなたかに不意打ちで両手をパチン!と合わせてもらうと、思わず目を閉じてしまいます。
これが、反応・反射です。
バッティングで結果を出すための練習とは、この「反応・反射」と「基礎基本の身体の使い方、効果的なスイング」、両方の修得が必要だと思います。
ただの素振りの反復練習は、スイングを修得できる効果はあると思います。
そこから、さらに実戦で通用するスイングにしていくためには、反応・反射の練習も必要だと思います。
(反応・反射の練習については、理論的裏付けのある方法ではなく、効果があった独自の発想、練習方法です。)
下記で、回転のしくみを簡単に、やさしく解説しています。
バッティングの基礎基本の姿勢
基礎基本の身体の使い方、効果的なスイングを修得するために、まず基礎基本の姿勢を覚える必要があります。
この姿勢ができるようになって初めて基礎基本の身体の使い方ができるようになっていき、効果的なスイングができるようになります。
スイングは下半身〜上半身の回転運動です。
回転運動は、骨盤の運動がメインエンジンになります。
基礎基本の姿勢は、骨盤を効果的に使うための姿勢です。
息子と僕は、いつも基礎基本の姿勢に気をつけてバッティング練習に取り組んでいました。
基礎基本の姿勢は本当に重要です。
基礎基本の姿勢ができない、もう1つのデメリット
基礎基本の姿勢ができないデメリットがまだありました。
それは、変化球への対応がしづらくなるということです。
よく「泳ぐ」と表現したりしますが、体勢を崩されて腕だけでバットに当てるのが精一杯のようなバッティングの状態を指します。
基礎基本の姿勢の修得度が低いと、変化球に泳がされやすくなります。
逆に修得度が高いと、この姿勢が崩れにくくなるため下半身を使ったバッティングができる可能性が高まるというわけです。
素振りの反復からトス・バッティングの反復へ
基礎基本の身体の使い方でスイングを反復して身体に刷り込んでいきます。
その後、バットでボールを捉えるインパクトの場所とバットの角度、骨盤の角度などを確認しておき、一連のスイングで再現していきます。
バッティングができそうなくらいまでスイングが再現できるようになったら、トスを上げて実際に打ってみます。
日々、これを反復していました。
反応・反射の修得
トス・バッティングの反復で、反応・反射を刷り込むことができます。
ですが、そう簡単ではありません。
実戦では、考えてスイングする時間の猶予はありませんので、反応、または反射的に勝手に身体が動くくらいでないと通用しません。
今すぐにはできるようにならなくても、例えば高校野球を目標に練習しておく意味はあります。
そして、反応、反射を実現する動作のキレ出しのためには、基礎基本の身体の使い方が欠かせません。
左に変えてから、こうした練習の効果は徐々に表れてくるようになりました。
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