小学時代【小学4年生の挑戦】

小学4年生で左打者へ転向したときのエピソードです。

効果があった練習や僕の大きな誤ちについても記しています。

目次

小学時代【小学4年生の挑戦】

挑戦 〜 左打者への転向 〜

おそらく、多くの選手が右で打とうか?左にしようか?で迷うことがあるのではないかと思います。

例えば、憧れの選手のようになりたいという願望から、迷うこともあるかもしてません。

この先の野球人生を決めてしまうかもしれない重大な決断ですから、未来がどうなっているのか知りたいとすら思います。

左右両方で打てるスイッチヒッターがベストなのかもしれませんが、実際には両方の修得は難しいことです。

ですので、ほとんどの選手は左右のどちらか決め、以後あまり変えることはしません。

息子の場合は、もともとは右打者でしたが、小学4年生の時に左打者に転向する決断をしました。

当時、左打者の方が優位性、将来性を見出せる可能性が高かったので、息子にその点を話し提案してみました。

左でも打たせてみて、本人の感触、感覚を確認したりもしました。

その時の感触、感覚では、どちらがいいかわからなくて悩んでいたので、それなら、やってみようか?

ということで、最終的には、右から左へ転向、挑戦をすることにしたのです。

左打者のメリット、右打者のデメリット

左打者のメリットは、右打者より1塁に近く、さらに、打ち終わって右へ回転した姿勢から、スムーズに走塁へ移行できることです。

右打者は、1塁まで1〜2歩くらい遠く、さらに、打ち終わって左へ回転した姿勢から捻り戻すように右へ向きを変えて走り出さなければなりません。

これは、相当なタイムロスです。

内野ゴロなら、内野安打やダブルプレーの微妙なケースでは、個人の成績だけでなく試合の勝敗にも影響するだろうと思います。

ただ、左打者にもデメリットはありますので、結局、左右どちらにするかは適正がもっとも重要だと思います。

転向後の結果

左へ転向後は、だいぶ、苦労しました。

もっとも苦労した点は、打球を遠くへ飛ばすことでした。

原因は、スイングの速さ、強さがなかなか再現できませんでした。

前日のテーマ、できていたことが今日できなくなっていたりする。

指摘されるまで、前日できていたスイングと同じスイングをしていると思っていることもありました。

結果は、同じ学年のレギュラー選手と比べて本塁打の数が圧倒的に少なく、本人も納得できていない様子でした。

利き手ではない左手でのバットコントロールに苦労していたようです。

身体に刷り込むために相当な量のトス・バッティングを行い、パフォーマンスは上がっていきました。

それでも、右でのパフォーマンスまでには、まだ及びそうにありませんでした。

トス・バッテイングの効果

トス・バッティングは非常に多くの効果が期待でき、具体的には下記の効果があります。

・速球対策

・変化球対策

・タイミング

そして、メリットは、庭、公園(規則で可のところ)、高架橋の下(規則で可のところ)などのスペースがあれば手軽にできる点です。

フリー・バッティングでなくても、それに近い効果が得られる点にもメリットがあります。

例えば、中学生もバッティングマシンの148kmを打つことができるようになっています。

ちなみに、球速はスピードガンで確認していますので、高校生のストレートに対応できるレベルだと思います。

「速球対策」の効果は、試合で140km後半のボールであれば速いと感じることはまずなく、実際の投球とは違うとはいえ、タイミングの取り方も学習していますので対応できるだろうと考えられます。

そして、「変化球対策」の効果は、泳ぐといわれるような空振りをしなくなっていきます。

「タイミング」の効果は、目で捉えられるボールであれば、タイミングを合わせた自分のスイングができるようになります。

トス・バッティングとは、下手からボールをトスしてもらい、これを打つバッティング練習のことです。

しかし、ただ、トスを上げて打つだけの方法ですと、上記のような効果はまったく得られません。

ですので、方法は別途、記事にしたいと思います。

僕の判断の誤り、反省

実は、僕はこの左への転向は大きな誤りだったと反省しています。

それは、左右の適正をこの時には見抜けなかったからです。

まず、優先すべきは適正であって、適性を見て判断するべきだったと思っています。

なぜなら、選手寿命は短くて、野球ができる時間には限りがあるので、どれだけ本質的な努力をして最短距離を行くかは重要なことです。

左のメリットを優先してしまったばかりに、これを息子に提案をしてしまうというミスを犯し、遠回りさせてしまったわけです。

過去に、右での非凡なバッティング(第2話)を見ていたにもかかわらず、判断を誤ってしまいました。

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