小学時代【 チームを移籍したときのエピソード 】

小学5年生のとき、チームを移籍した時の経緯、エピソードを記しています。

このときのことは生涯、忘れることはありません。

この移籍には、書くことができないほどの苦渋の決断と取り返しのつかない大きな犠牲が伴いました。

目次

小学時代【 チームを移籍したときのエピソード 】

移籍 〜 新しいチームに入団するにあたって

これまで所属していた小学野球チームをやめて、もっとレベルの高い、もっと本気で取り組んでいるチームでやりたいという本人の希望があって、移籍するチームを探すことになりました。

移籍というと大袈裟かも知れませんが、選手本人が新チームを選んで希望したところに決めるでよいと思いますが、ご父兄にとっても色々な事情が大きく関わってきます。

ですので、事前にチームの代表者か在籍の父兄から、父兄の活動や気になる情報を聞いていた方がよいと思います。

入ってからわかることもありますが、なるべく事前に確認しておいた方がよいと思いますので、入ってからも気まずくならないような聞き方で上手に聞き出してみましょう。

僕の経験から、選手自身の目標にもよりますが、まだ小学生であることからチームの強弱だけで決めるのでなく、基礎基本を指導できる指導者がいるか、または大切にしているかで決める方がよいと考えています。

指導者の現役時代の実績は、指導者としての能力、力量とは何ら関係ありません。

指導者の能力、力量を判断する基準は、まず、選手ファーストかどうか?

そして、自身の経験だけでなく、裏付けのある理論に基づいた指導をしているかどうか?

まず、この2つは欠かせない基準だろうと思います。

なぜなら、子どもが野球が上手くなりたいと望むなら、そのための方法を知っている人、理解してい人、指導できる人、それをしようとしてる人に預けたいと思うからです。

ですので、見学や体験練習などで、指導者を観察したり、分からないときは在籍のご父兄にそれとなく上手に聞き出す方法もありです。

もし、入団してから別のチームへ移籍する事態になると、選手登録の規則や他の事情から大変な苦労をともなうことがあります。

ですので、可能な限り、入団前に確認しておくとよいと思います。

基礎基本が重要な理由

日本のプロのレベルは格上のメジャーのレベルに近づいています。

その要因は、野球の基礎基本の身体の使い方が広く行き渡ったことで、高いパフォーマンスを発揮できるようになってきたことが大きいと思います。

僕の時代は、ひとつの目安としてですが、投手の場合、140kmを投げられればプロ注目選手でしたが、今は155km以上が必要ではないでしょうか。

例えば、150km以上の球速を投げる投手は基礎基本の身体の使い方が、ある程度、再現できていますし、球速が速い投手の共通した身体の使い方をしています。

実は、バッティングも基礎基本の身体の使い方は同様なのです。

つまり、高いレベルのパフォーマンスを目指すとすれば、基礎基本の身体の使い方を修得することは必須になるわけです。

子どもの頃は、すごかった、うまかった選手は運動神経や体力で優勢でしたが、彼らが高校やその先から伸びなかった理由は、子ども時代の成功体験からなのか、基礎基本の身体の使い方を習得していない点において共通していました。

主役の選手、子どもを支援する親の覚悟

選手、子どもの希望が第一なのは当然ですが、実際にはご父兄の協力、支援なくしては活動は難しい面があります。

例えば、自宅から練習場所、グランドまでの送り迎えが必要な場合があります。

地元の軟式野球チームなど学校のグランドを借りているチームであれば、この点は問題ないかも知れません。

しかし、硬式野球チームの場合は、グランドがある拠点が市街から外れたところや離れた場所にあったり、拠点をもたないチームの場合は、都度、練習場所が変わったりしますので、自家用車での送迎が必要であることが多いです。

また、遠征や合宿にも、ご父兄の自家用車に選手を乗せて移動することもチームによってはあると思います。

そして、チームの活動、運営は、ご父兄の協力がなければ活動できないチームがほとんどのはずです。

理由は、まず、チーム運営代表者や指導者は、皆さんがボランティアで活動しています。

ご父兄は自分の子どもの卒団とともに活動は終わりますが、チーム運営代表者や指導者はそうではありません。

そして、ご父兄は入れ替わるため、チーム、選手の活動支援の主力は現役選手のご父兄が引き継ぎ担う場合がほとんどです。

その仕事の質と量は、チーム運営代表者や指導者が担えるものではありません。

ですので、子どもの希望、夢、目標のため支援を惜しまないという覚悟がある方なら問題ありませんが、もし、そうでない場合はどこまで支援、協力ができるのかを見極めてチームを選ぶ必要があるかも知れません。

また、父母組織の役員ともなると負担はもっと増えると思いますので、ご父兄にも本気モードが必要だと思います。

挑戦 〜 移籍を決めた理由〜

移籍するにあたって、まず、近隣、地元周辺の硬式野球チームを探して、体験練習に参加しました。

硬式野球チームは、レベルが高く、もっと本格的で、激しいレギュラー争いが繰り広げられていて、どうも、その環境、雰囲気が性に合っているようでした。

そのチームには専用球場があり、第2練習場、ネットで覆われたスペース、照明もあって練習環境は素晴らしく、指導者は選手ファーストの理念を持った方でした。

息子は、このチームに決め入団することにしました。

全体練習が終わった夕方からの自主練習も、自由にやらせてもらえました。

指導者に恵まれるかどうかは非常に大切で、選手の野球人生に大きな影響を与える場合があります。

選手の伸びしろは指導者の人間力と技量に関わっています。

しかし、野球の世界は必ずしも実力だけの世界ではありません。

所属したチームによっては、指導者の人間力を問う場面に遭遇することがあります。

その場合は、親が責任を持って対処、判断する必要があるのだと思います。

ですので、入団前に確認しておくことが大切です。

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