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画像の色調【色調補正の原理「基礎・基本」の方法で実現できる最高の再現力】

像の色調補正の原理に則った<「基礎・基本」の方法で色調補正した画像><撮影したままの画像>の色調の再現力を比較し解説しています。

色調補正の原理に則った「基礎・基本」の方法は、最大、最高の再現力を実現できますので、美しい色調に仕上げることができます。

実際にどれくらい再現力の差、違いがあるのかを見ることができます。

本稿の記事

◯画像の色調【色調補正の原理「基礎・基本」の方法で実現できる最高の再現力】

<撮影したままの画像>と<「基礎・基本」の方法で色調補正した画像>との比較と解説

・ まとめ

・色調補正について

目次

画像の色調【色調補正の原理「基礎・基本」の方法で実現できる最高の再現力】

デジカメ、スマホで撮影した画像を使っている方の多くは、<撮影したままの画像>をそのまま使用しているか、<撮影したままの画像>をアプリで色調補正して使用していると思います。

それに対し、RAWデータを使用して高品質の画像に仕上げている方は少数だと思います。

なぜなら、少なからず手間がかかりますし、スキルが必要になるからでしょう。

多少の手間をかけ、RAWデータからさらに「基礎・基本」の方法で色調補正をして仕上げる方法ですと、RAWデータが記録している色調情報を最大に生かすことができるので、最高の再現力を実現することができます。

とはいえ、<撮影したままの画像>とこの方法で仕上げた<「基礎・基本」の方法で色調補正した画像>とでは、実際にどれくらい再現力の差、違いがあるのかを知らない方は多いのではないかと思います。

本稿では、<撮影したままの画像><「基礎・基本」の方法で色調補正した画像>とでは、実際にどれくらい再現力の差、違いがあるのかを見ていきます。

<撮影したままの画像>と<「基礎・基本」の方法で色調補正した画像>との比較と解説

<撮影したままの画像><「基礎・基本」の方法で色調補正した画像>を比較し解説しています。

<撮影したままの画像>とは、カメラ、スマホが自動で色調補正して完成させた”撮ったままの画像” のことです。

「基礎・基本」の方法で色調補正した画像とは、RAWデータを現像した後、色調補正の原理に則った「基礎・基本」の方法で色調補正した画像のことです。

今回は、再現力の差を比べることが目的なので、基本的な補正だけを行なっています。

その他の色の調整や加工、編集などは一切行っていません。

画像の比較 ①

撮影したままの画像

「基礎・基本」の方法で色調補正した画像

画像の比較 ①の解説

上の<撮影したままの画像>は、

カメラ内で自動補正された画像ですので、比較なしで見れば十分な色調なのかもしれません。

しかし、空、雲や陽が当たった屋根の左部分、白い帽子は白っぽくなってしまっています。

人々、五重塔、木々、市街、山々のボリュームが弱くフラットです。

全体的に、立体感、臨場感が弱く、再現力は低い仕上がりになってしまっています。

下の<「基礎・基本」の方法で色調補正した画像>は、

空、雲、日があたった屋根も、きちんと階調が再現されているので、雲、屋根の質感、様子がわかります。

人々、五重塔、木々、市街、山々のボリューム感、光感、メリハリがあり、テクスチャーも明確になっています。

全体的には、立体感、臨場感が出ていて、再現力が高い仕上がりになっています。

画像の比較 ②

撮影したままの画像

「基礎・基本」の方法で色調補正した画像

「基礎・基本」の方法で色調補正した画像
<画像の比較 ②の解説>

上の<撮影したままの画像>は、

雲の凹凸、形状、テクスチャーがほとんどわかりません。

富士山、左の山の木々、奥の木々、手前の植物のテクスチャーもわかりません。

全体的に、フラットで立体感、臨場感が弱く、再現力が低い仕上がりになってしまっています。

下の<「基礎・基本」の方法で色調補正した画像>は、

雲の凹凸、形状、テクスチャー、様子がわかります。

富士山、左の山の木々、奥の木々、手前の植物のテクスチャー、様子もわかります。

全体的に、立体感、臨場感、メリハリが出ていて、再現力は高い仕上がりになっています。

画像の比較 ③

撮影したままの画像

撮影したままの画像

「基礎・基本」の方法で色調補正した画像

「基礎・基本」の方法で色調補正した画像
<画像の比較 ③の解説>

上の<撮影したままの画像>は、

池の足場の木目が弱く、経年劣化した状態も伝わってきません。

足場の鉄の部分、足場の下の赤い鯉が分かりづらいです。

水面の光の当たったところと影のところ、浮いている花びらとの明暗差が弱く、水面はペタッとフラットな状態です。

全体的に、立体感、臨場感が弱くフラットで、再現力が低い仕上がりになってしまっています。

下の<「基礎・基本」の方法で色調補正した画像>は、

池の足場の木目がしっかり再現されていて、経年劣化した木の状態がよく伝わってきます。

足場の鉄の部分と水面の差、足場の下の赤い鯉が水の中にいる様子が分かります。

水面のどこに光が当たっているかがわかります。

花びらが水面に浮いていることも伝わってきます。

全体的に、立体感、臨場感が出ていて、再現力は高い仕上がりになっています。

まとめ

実際に画像を使って比べてみると、<撮影したままの画像><「基礎・基本」の方法で色調補正した画像>には、明らかに再現力の差、違いがあることが解ります。

画像によって再現力の差、違いの大小は異なりますが、<「基礎・基本」の方法で色調補正した画像>は、再現力が高くなるため、臨場感や立体感、質感、光感、遠近感などが増しているのも解ります。

しかし、<「基礎・基本」の方法で色調補正した画像>のように仕上げて使うためには、<撮影したままの画像>を使うより手間がかかりますし負担も増えます。

ですので、すべての画像を<「基礎・基本」の方法で色調補正した画像>に仕上げてもよいですが、これぞ!という画像だけを選んで仕上げれば手間と負担を最小限に抑えることができます。

色調補正について

色調補正の原理に則った「基礎・基本」の方法は、ほとんどの方は知る機会がないと思います。

なぜなら、おそらくですが書籍やネットでも解説されていないため、一般の方に周知されていないからだと思います。

色調補正に関する書籍や情報は多々ありますし、私も複数の本を購入しています。

しかし、原理に基づいた「基礎・基本」の方法や手順、原理や理論などを解説している本は見当たりません。

色調補正をうたう本は、おおむね、特定のアプリのツールに紐づいた方法を解説しているにとどまっています。

色調補正に限らず、技術の上達は原理や本質の理解をした方が近道です。

色調補正の本質は、「色」の補正ではなく、「階調」の補正です。

つまり、「階調」の適正な補正が「基礎・基本」となって最高の再現力を実現することが可能になります。

これが色調補正の「基礎・基本」のスキルです。

ですので、モノクロ写真を適正に色調補正ができるようになると、おのずとカラー写真の色調補正も上達します。

色調補正を上達したい方、最高の再現力を実現したい方は、原理に基づいた「基礎・基本」の方法を学ぶことをおすすめします。

おさらい

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この記事を書いた人

写真・画像編集(補正/加工)/プリンティング・ディレクションの専門家

[ 処理点数:数十万点以上 ]
[ 実務年数:20年以上 ]

<経歴>
・スキャニング
・デジタル画像編集(現像・色調補正・加工処理)
・プリンティング・ディレクター
・カラーマネジメント
・Photoshop
・CameraRaw

<実績>
・国内海外の巨匠〜新進の写真家
・海外トップ ファッションブランド
・国公立美術館
・企業
 など
写真集・作品集・プリント・他、多数

<趣味>
登山〜街歩き・カメラ・野球観戦・音楽/映画鑑賞

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