本稿では、撮って出しと呼ばれるデジカメが記録したJPEG画像とRAWデータから補正した色調のクオリティー、再現力の違いを、旅先で撮影した画像を使って比較しています。
今回は、静岡県の茨城県の「国営ひたち海浜公園」を訪れ撮った画像を使っています。
具体的にどんな違いがあるのか、差を知りたい方は必見です。
撮って出しJPEGとRAW【旅先の画像で色調の再現力を比較「国営ひたち海浜公園」編】
茨城県の「ひたち海浜公園」を訪れデジカメで撮影した画像を使って、撮って出しの画像< デジカメが記録したJPEG画像 >と< RAWデータを現像した画像 >の色調のクオリティー、再現力を比較しています。
< デジカメが記録したJPEG画像 >、< RAWデータを現像した画像 >とは
< デジカメが記録したJPEG画像 >とは
よく、<撮って出し>と呼ばれる画像です。
デジカメが撮影後に独自の方法で自動で色調補正して保存した画像です。(RAWというデータからご自身で色調補正をされていない画像は、JPEGでなくてもこの画像にあたります。)
< RAWデータを現像した画像 >とは
RAWデータを現像し、色調補正の原理、「基礎・基本」に則って基本的な色調補正だけを行った画像です。
※ どちらの画像も、元の画像は同一です。
「国営ひたち海浜公園」編 ①:< デジカメが記録したJPEG画像 > と < RAWデータを現像した画像 > の比較
< デジカメが記録したJPEG画像 >
< RAWデータを現像した画像 >
「国営ひたち海浜公園」編 ②:< デジカメが記録したJPEG画像 > と < RAWデータを現像した画像 > の比較
< デジカメが記録したJPEG画像 >
< RAWデータを現像した画像 >
「国営ひたち海浜公園」編 ③:< デジカメが記録したJPEG画像 > と < RAWデータを現像した画像 > の比較
< デジカメが記録したJPEG画像 >
< RAWデータを現像した画像 >
「国営ひたち海浜公園」編 ④:< デジカメが記録したJPEG画像 > と < RAWデータを現像した画像 > の比較
< デジカメが記録したJPEG画像 >
< RAWデータを現像した画像 >
「国営ひたち海浜公園」編 ⑤:< デジカメが記録したJPEG画像 > と < RAWデータを現像した画像 > の比較
< デジカメが記録したJPEG画像 >
< RAWデータを現像した画像 >
「国営ひたち海浜公園」編:< デジカメが記録したJPEG画像 > と < RAWデータを現像した画像 > の比較を解説
上記の< デジカメが記録したJPEG画像 > と < RAWデータを現像した画像 > を比較した解説をしています。
比較の解説
花の画像では、ぬけ感が違いますので、淡いところから濃いところまでの濃淡、階調の変化に違い、差があります。
< RAWデータを現像した画像 >の方はきちんと淡い部分の補正が適正にできているため、色にくすみ、濁りがありません。
また、濃い部分の補正も適正にできているため、淡いところから濃いところまでの濃淡、階調の変化、色の変化の再現だけでなく、形やテクスチャーの再現にも違い、差があります。
「ひたち海浜公園」編 ①と「ひたち海浜公園」編 ③の画像の比較では、まず、遠近感、奥行き感、光感が大きく違います。
そして、暗部の階調にも大きな違い、差がみられます。
もちろん、発色も違うのですが、色の調整は後からいくらでも鮮やかにできますので、まずやるべきことは「階調」の適正な補正です。
この補正こそが、再現力、クオリティーを決定づける色調補正の根幹、要諦です。
< デジカメが記録したJPEG画像 > と < RAWデータを現像した画像 > の色調の再現力の違い、差は、「階調」の再現力の違い、差によるものです。
画像、写真の色調のクオリティーは、階調の再現のクオリティーで決まります。
この再現力の違い、差はスマホで撮影した画像でも同様のことが起こっています。
比較してみると、どちらの画像が再現力、クオリティーが高く、画像を見る方に伝わる写真かは言うまでもないかと思います。
再現力の違い、差が生じる理由
再現力の違い、差が生じる理由は、< デジカメが記録したJPEG画像 > と< RAWデータを現像した画像 >、 それぞれの画像が仕上げられる方法の違い、差によるものです。
< デジカメが記録したJPEG画像 > は、カメラの独自の方法を使って自動で色調補正が行われ保存された画像です。
このとき、色調情報が圧縮、間引きされています。
< RAWデータを現像した画像 > は、最大の色調情報を保持しているRAWデータを使って、色調補正の原理、「基礎・基本」に則った方法で仕上げた画像です。
この方法で補正を行うと色調情報を最大に生かすことができるので、再現力を最大化することが可能になります。
RAWデータを使っていない方は、< デジカメが記録したJPEG画像 > にあたる画像を使っています。
RAWの現像はアプリが不可欠【圧倒的で自由な再現力と表現力を装備したアプリ】
RAWデータを開くこと、また現像するためには、専用の現像アプリが必要です。
そして、現像後に色調補正で再現力を最大化すること、さらに自由で独自の感性、表現を実現して作品として完成させるまで、1つのアプリで完結することができます。
そのアプリは、Adobe「 Photoshop 」(CameraRaw) です。
Adobe には「Lightroom」という現像に特化した、こちらも有名なアプリがありますが、
緻密な色調補正や自由で独自の感性、表現力を発揮したい方には、Adobe「 Photoshop 」(CameraRaw) がおすすめです。
RAWデータの現像、色調補正〜画像処理、合成、編集まで、自由な表現を、一つのアプリで完成させることができます。
圧倒的な機能を装備し、最高レベルの画像に仕上げることができます。
初心者の方からプロになってからも使うことができる、もっとも実績がある有名な画像編集アプリです。
初心者の方から第一線のプロ写真家まで、非常に多くのユーザーがこのアプリで作品を作っています。
Adobe「 Photoshop 」(CameraRaw) と 「Lightroom」の両方が使えるプランもあります。
本稿の画像は、Adobe「Photoshop」を使って、RAWデータの現像、色調補正、編集のすべてを行っています。
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