ピッチング(投球)とバッティング(スイング)での「回転」とは?
「回転」のしくみについて、簡単にやさしく解説しています。
昭和の頃の回転は、腰を回して背骨を軸に回転することが通説になっていたと思います。
昨今では、もはや回転は骨盤で行うという認識が一般的に広まっていて定説となっています。
ピッチング(投球)とバッティング(スイング)の「回転」のしくみを知っておくことは非常に重要です。
なぜなら、「回転」はパフォーマンスの高さ、質に直結しているからです。
「回転」の精度を上げるためには、「回転」のしくみを知ることが欠かせません。
〜 基礎基本の身体の使い方 〜 回転のしくみ
回転のしくみ
ボールを投げる、またはバットを振る運動は、身体の回転によって実現しています。
つまり、ピッチング(投球)とバッティング(スイング)でボールのスピードを生み出すメインのエネルギー源はこの回転です。
そして、この回転のメインエンジンは骨盤です。
骨盤を回転させることで上半身も回転します。
骨盤が回転するしくみは、両足の真上、左右の骨盤のどちらかを支点にして、もう一方の骨盤が移動することで回転運動になります。
文房具のコンパスをイメージするとわかりやすいと思います。
コンパスとは「円」を描く文房具ですが、2本の長い脚があります。
その一方の脚の先端には針が、もう一方には鉛筆の芯がついています。
一方の脚の針を「円」の中点に刺して固定し、これを支点にします。
そして、もう一方の脚についている鉛筆の芯を移動させるとコンパスが回転して「円」を描くことができます。
(実際には、コンパス自体を回転させて、もう一方の脚についている鉛筆の芯が動いて「円」を描くのですが・・・)
骨盤もこれと同様に、一方の骨盤を支点にして、もう一方の骨盤が移動することで骨盤は円運動をします。
これが回転のしくみです。
下半身の回転、そして、上半身の回転へと連動していくわけです。
コメント