
本稿は、デジタルカメラのイメージセンサーのサイズによって、画像の「描写力」、「再現力」、「画質」にどれくらいの違い、差があるのかを比較しています。
本稿はその2回目です。
今回は、鎌倉へ桜を見に行った時の画像を使って比較してみます。
1回目の比較では、イメージセンサーのサイズは大きいほど「描写力」、「再現力」、「画質」は高くなり、滑らかな美しい階調の画像が撮れることが解りました。
今回も1回目と同様に<35mmフルサイズ>と<APS-Cサイズ>のイメージセンサーを搭載したカメラで撮影した画像を比較しています。
1回目の比較は、下記でご覧いただけます。
デジカメ【<35mmフルサイズ>と<APS-Cサイズ>描写力・再現力・画質の比較_Vol.1】
デジカメ【<35mmフルサイズ>と<APS-Cサイズ>描写力・再現力・画質の比較_Vol.2】
イメージセンサー【桜の画像で<35mmフルサイズ>と<APS-Cサイズ>を比較】
2回目の今回は、鎌倉へ桜を見に行った時に撮影した画像を使って比較してみます。
1回目と同様に、2種のイメージセンサーのサイズ、<35mmフルサイズ>と<APS-Cサイズ>のカメラで撮影した3点の画像を使って比較します。
<35mmフルサイズ>と<APS-Cサイズ>の画像は多少アングルがずれていますが、同じ条件、同じ設定で撮影しています。
どちらもRAWデータを使用し同じ現像処理を行なって色調はなるべく合わせています。
一般のデジカメでは、イメージセンサーのサイズは<35mmフルサイズ>が最も大きく、<APS-Cサイズ>はその次の大きさですので、他の小さなサイズのイメージセンサーとの比較ほど違い、差はありません。
例えば、スマホには一般的に最も小さいイメージセンサーが使われていますが、イメージセンサーが小さくなるほど、違い、差は顕著に現れます。
また、2点の画像の色調をなるべく合わせていますので、一目では違い、差がわかりづらいと思いますが拡大してみると明確に解ります。
上下に、<35mmフルサイズ>のカメラで撮影した画像 と <APS-Cサイズ>のカメラで撮影した画像 を並べています。
上:<35mmフルサイズ>のカメラで撮影した画像
下:<APS-Cサイズ>のカメラで撮影した画像
その下に、それぞれの部分拡大した画像を、同様に上下に並べて配置しています。
サンプル画像.1
<35mmフルサイズ>のカメラで撮影した画像


<APS-Cサイズ>のカメラで撮影した画像


下記の画像は、上記の画像を部分拡大しています。
<35mmフルサイズ>のカメラで撮影した画像を部分拡大


<APS-Cサイズ>のカメラで撮影した画像を部分拡大


サンプル画像.1:比較の解説
<35mmフルサイズ>のカメラで撮影した画像の方は、粒子感はわずかに見られますが非常に滑らかな「階調」で「画質」が高いです。
<APS-Cサイズ>のカメラで撮影した画像の方は、粒子感、ザラつきが強く目立って「画質」は荒れています。
特に、手前の水面の「再現」、「描写」は滑らかなほど水らしい表現になりますが、<APS-Cサイズ>の画像の方はザラつきが強く目立っているのに対して、<35mmフルサイズ>の画像は「階調」が滑らかで美しいことから水らしい「描写」となっています。
また、石垣のテクスチャー、枝や細かい部分のシャープ感、「再現力」に違い、差が見られます。
ウェブでは画像のプレビューが小さいので部分拡大しないと解りずらいですが、大型のモニター、画面、大きめのプリントで見ると画像全体で「描写力」・「再現力」・「画質」の違い、差が見られると思います。
サンプル画像.2
<35mmフルサイズ>のカメラで撮影した画像


<APS-Cサイズ>のカメラで撮影した画像


下記の画像は、上記の画像を部分拡大しています。
<35mmフルサイズ>のカメラで撮影した画像を部分拡大


<APS-Cサイズ>のカメラで撮影した画像を部分拡大


サンプル画像.2:比較の解説
この画像も「サンプル画像.1」と同様で、一見では分かりづらいかもしれませんが、拡大画像で見ると明らかな違い、差があることが解ります。
画像の右側の建物の「描写力」に違い、差が見られます。
<35mmフルサイズ>のカメラで撮影した画像の方は滑らかですが、<APS-Cサイズ>のカメラで撮影した画像の方は粒子感、ざらつきが発生しています。
しだれ桜の花、枝のシャープ感はピントによるものか、イメージセンサーによるものかは明言できません。
サンプル画像.3
<35mmフルサイズ>のカメラで撮影した画像


<APS-Cサイズ>のカメラで撮影した画像


下記の画像は、上記の画像を部分拡大しています。
<35mmフルサイズ>のカメラで撮影した画像を部分拡大


<APS-Cサイズ>のカメラで撮影した画像


サンプル画像.3:比較の解説
中央の1番手前の花にピントを合わせて、他はぼける設定で撮影しています。
比較してみると、<35mmフルサイズ>のカメラで撮影した画像の方が奥にいくほど綺麗にぼけているのが解ると思います。
イメージセンサーのサイズは大きいほうが綺麗にぼけてくれます。
桜の白っぽい花びらの「再現力」、「描写力」、「画質」を比較してみます。
部分拡大の画像、ピントが合った右の花びらを比較すると、<35mmフルサイズ>のカメラで撮影した画像の方は「階調」が滑らかで美しく、凹凸の変化を自然に再現、描写していますが、<APS-Cサイズ>のカメラで撮影した画像の方は粒子が目立ち自然な再現、描写ではなくなっています。
この画像でも、「階調」の滑らかさ、美しさは「描写力」・「再現力」・「画質」の高さを決める必須の条件ということが解ります。
イメージセンサーのサイズで「描写力」・「再現力」・「画質」が決まる理由については、
デジカメ【<35mmフルサイズ>と<APS-Cサイズ>描写力・再現力・画質の比較_Vol.1】の項、
イメージセンサー【サイズで「描写力」・「再現力」・「画質」が決まる理由】で解説しています。
まとめ
デジタルカメラの画像の描写力・再現力・画質は、イメージセンサーのサイズの違いでどんな違い、差があるのかをサンプル画像を使って検証しました。
本稿は、その2回目です。
今回は、鎌倉の花見で撮影した画像をサンプル画像で使いました。
サンプル画像は1回目と同じく、<35mmフルサイズ>と<APS-Cサイズ>のイメージセンサーを搭載したカメラで撮影しました。
一般的なデジタルカメラでは最も大型の<35mmフルサイズ>と2番目に大型の<APS-Cサイズ>のイメージセンサーを搭載したカメラで撮影した画像であっても、「描写力」・「再現力」・「画質」に違い、差があることが解りました。
デジタルカメラの画像の「描写力」・「再現力」・「画質」の高さは、イメージセンサーのサイズで決まります。
画素数で決まるわけではありません。
理由は、画像の「描写力」・「再現力」・「画質」の高さはイメージセンサーが受光できる量で決まるからです。
画像の情報である光はレンズを通ってイメージセンサーが受光し画像を生成します。
物理的にイメージセンサーは大きい方が受光面積が大きくなるため、イメージセンサーのサイズが大きいほど画像の「描写力」・「再現力」・「画質」は高くなるのです。
「階調」の滑らかさ、美しさは、「描写力」・「再現力」・「画質」の高さを決める必須の条件です。
高い「描写力」・「再現力」・「画質」、滑らかで美しい階調の画像を撮影できる!おすすめのデジタルカメラとは?・・・デジカメ【おすすめのメーカーと機種名|「描写性能」と「サイズ・重量」】
本稿の画像は、Adobe Photoshop の機能「CameraRaw」で現像し、画像編集は「Photoshop」で行っています。
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